「おともだちパンチにやられちゃいました」夜は短し歩けよ乙女 chaiさんの映画レビュー(感想・評価)
おともだちパンチにやられちゃいました
アニメ『四畳半神話体系』のあの世界観が今作でどう表現されてるか。
森見登美彦のあのシュールで言葉の洪水の様な世界がどんな風に描かれてるのか楽しみにしてました。
まるでアングラの演劇を見てるかの様な世界観。
湯浅政明の独特な世界観でしたが『四畳半神話体系』より大人しい感じになってましたね。
あの独特の世界を表現するには時間的に難しいと感じましたね。
画面は色の洪水。それでも考え抜かれた色彩や構図に脳が疲れることはなかった。
早口で乱発される言葉だがそれについていくのは大変だがその言葉の字面を追いかける行為に意味はない。
ストーリーは先輩と乙女の一夜の恋物語。
原作よりもその恋の行方がわかりやすく描かれてましたね。
『四畳半神話体系』のキャラクターや音楽もあちこち散りばめられていて古くからのファンにもサービスしてくれます。
残念なのはやはり"夜は短い"ということだ。
展開があまりにも性急すぎる。
というか物語が深くまで描かれきれなかった気もする。
乙女のおともだちパンチには僕もやられちゃいましたww
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