「見方が難しい」エル ELLE 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
見方が難しい
ミステリーだと思って最後まで観てると本質を見失ってしまう。
ポール・バーホーベンらしさ満載でエロく妖しく不穏な雰囲気のままラストまで行ってしまうので、「え?」と思ったけど、見せたいのは犯人ではないのだな、と思った時に女性賛美というか、男は情けなく弱いというか、ドンドン主人公の事が格好良く思えて来た。
男の情けなさはキャラクター全員が共通してたけど、
女性の強さというのは息子の妻のような口喧しいのではなく、
自分の欲に忠実に自分で道を切り開いて行く事だと説いてるようで、
それも終わってみれば浮気相手の奥さんも隣人の女性も共通していた。
女性たちの時代がやって来た。
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