劇場公開日 2017年7月15日

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世界は今日から君のもののレビュー・感想・評価

全37件中、21~37件目を表示

3.5ドールヒロイン。

2018年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

(12/16)500円(名画座)で鑑賞。

 感情が抑えられ、イラストも誰かの真似で、自分らしさがなく、
(話を描く漫画ではなく、絵だけのイラストというのもポイント)
そのくせ、やたらファッショナブルな格好で、お人形のような主人公だ。
 この主人公が行動していくことで、
周りに認められ自分の居場所、感情を獲得していくという話だが、
コメディとしてみるか、ビルドゥングスロマンとしてみるかで評価が分かれそう。

■コメディとしては、◎
 門脇麦やマキタスポーツの演技や、世界の広がり方、
話のテンポがよく、時間を忘れて楽しめた。悪いひともいず、ハッピーエンドが好きな人は安心して見れると思う。
 特に門脇麦の演技は、(話さない)会話の間や体だけの演技、小さな顔の表情で伝わる感情がとにかく絶妙で、
「次なにするんだろう?」と常に気にさせらて引き込まれた。

■ビルドゥングスロマンとしては、▲
 主人公が現状に苦労しているのかどうかが
わかりづらかったかなと。打席に立つ勇気が持てないという苦労はあるけど、
打席に立ったらヒットは必ず打てるみたいな雰囲気があったので。
 彼女と同じようなことで苦しんでいるひとにとって
「彼女は才能があったから、世界に飛び出せたけど、
結局才能のない私には、関係のないシンデレラストーリィだな」と
思わせるだけで救いになるのかと?
 せめて、成長による視点の変化が、もう少し映像美という形で表現されていれば、
世界を獲得する魅力になったのではと思う。

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kotosuke

5.02017年度ベストムービー!

2017年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

こんな不器用な人間が今はたくさんいる。だからって、いじめたりしないでほしい、と思う。
コミカル要素があるけど、今年心揺さぶられた映画のひとつ。

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stoneage

4.0ラストシーンとタイトルがぴったり!

2017年8月12日
iPhoneアプリから投稿

人は何かを吹っ切る時、どうして泣きながら走るのだろうか?
引きこもリで歩き方がぎこちない彼女が、母親の呪縛から逃れるように泣きながら真っ直ぐに走リ抜けるシーン、胸が熱くなった。

自分が変われるのは、他人の真似や他人からの助けではなく、過去の自分と向きあい、自分ともがきながら、自分の中で答えを見つけるしかない。
文章にするとさらっと読み流されてしまいそうだが、
それを映像で見せてくれた。

映画のタイトルが最後に出るのは最近多いけれど、
この映画はラストシーンがまさにタイトルそのものです。
清々しい気持ちで映画館を出ました。

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Mac

4.0一瞬も飽きることなく……

2017年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公はぽつりぽつりと話すだけ、スピード感重視の映画でもない。けれど一瞬も飽きることなく、とはいえあっという間という感もなくシーンごとに噛みしめながら、大変見応えが残る作品でした。ゲーム業界やサバゲーなどうまく現代的なものを使いながら、インテリア、神社などノスタルジックなテイストもミックス。引きこもりという現象も含め、日本の”いま”を感じる映画でした。

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PIKO

3.0可もなく不可もなく

2017年7月31日
iPhoneアプリから投稿

時々笑えていいとは思うんですが別に映画館で観るほどのもんじゃないなという感じです。

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puleco

4.5勇気を獲得する成長物語

2017年7月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

 門脇麦は、前作の「二重生活」を見て役に没入するその演じ方に感心した女優で、世間の価値観から一歩引いた役柄がとても向いている。本作の主人公はまさにそんな役柄の典型で、門脇麦のいいところが余すことなく引き出されている。

 人間は社会生活を維持するために、嘘をつかねばならない。人が犬や子供を連れてくれば「可愛い」と言わねばならないし、上司の意見には賛意を示さねばならない。「馬鹿そうな犬ですね」とか「小汚い子供ですね」とか「無意味な意見です」などと言ってはいけないのだ。一般的にこれを本音と建前と呼ぶ。
 権力を持つ人間は、建前をいう必要がない。権力が地位を保全しているから、建前を言って社会的立場を維持しなくてもいいのだ。建前を言わなければならないのは、いつの世も弱い立場の人間だ。つまり世の中の大多数は建前を言い続けることでかろうじて社会生活を維持しているのだ。
 当然だが、本音と建前のギャップが大きいほどストレスも大きい。ときにストレスは殺意と化し、他人を殺したり傷つけたり、または自殺したりする結果をもたらす。あるいは無気力になって社会から逸脱する。引きこもりは、建前を言い続けなければならない同調圧力に対して、実存としての自己が折り合いをつけられないことから生じる。

 好きなことをして生きていければこれほど楽なことはない。しかしどんなに好きなことでも仕事になると、楽ではなくなる。まして本音と建前の間で折り合いをつけられない人間にとっては、苦痛に等しい。建前を言わなくていい仕事は、ラインの一部と化すことだ。そういう仕事は近い将来、AIにとって代わられるだろう。
 どう考えても将来のない主人公だが、過去の怨恨やストレスを克服しながら少しずつ進んでいく。そのあたりの微妙な成長ぶりが、門脇麦の達者な演技によって十分に伝わってくる。本音ばかりを言っていては社会生活はできないが、時には本音を言わなければならないときもある。そのための勇気を獲得することが主人公の成長である。

 門脇麦の台詞は少ない。顔のアップの時間は十分にあるのだが、台詞が少ない。それは尾崎監督が引き算の脚本を書いたからだろう。観客からすれば、この場面ではおそらくこんな台詞やあんな台詞を言うだろうと予想しながら見ているが、ほとんど裏切られて、門脇麦は少しの台詞しか言わない。言う台詞は凝縮されていて、まるで俳句のようだ。脚本が引き算であるように映像も引き算で、無駄なシーンはひとつもない。とてもいい作品である。

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耶馬英彦

4.0虚構か現実か?

2017年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

門脇麦のオタクっぷりは
演技と言う虚構なのか、
実は根っからのオタクなのか
わからないくらい
見事にハマっていたと思う。

主人公の真実がゲームのバグを見つけるアルバイトだったり、炎上したサバゲーの表現も「現実世界」に対するアンチテーゼだと考えれば個人的には許せる。

ひきこもりの世界から、
現実に向き合って
ほんのちょっと一歩踏み出して
自分の世界を見つけた真実。

「世界は今日から君のもの」と言うタイトルが
最後に出てくるんだけど、それが真実に向けた
メッセージに繋がっているのかと思い、妙に納得!

いい映画だった。

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kisaragi

5.0ビー玉が印象的

2017年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

常に結果を早く出そうと生き急いでいる自分に、一歩ずつの大切さを気付かせてくれた素敵な映画。
とても心が暖かくなる内容で、涙あり笑いもありでした。
主人公は門脇麦さんのイメージにピッタリで、より映画に入り込めました。
ゴミ捨て場からビー玉をみつけ、それが物語の鍵になっていくところが印象的でした。

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amane

4.0ちょうどいい具合の日常からの乖離

2017年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フイクションなのにごく身近に起きていそうな話。もちろんフィクションだし、場面によってはそんなのあるわけないと思ってしまうのだが、要所要所でしっかりと感情移入し、登場人物たちの成長を疑似体験できる。つまりはいい脚本でいい話だということではないでしょうか。

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pandatone

4.5麦さん‼️

2017年7月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

お見事!怪演でした。サバゲーは笑いを狙ったんでしょうが要らなかったかな。しかし、扱っているテーマは崇高かつとても繊細。ちょっと極端な主人公でしたが、ピュアな人って結構身近にいて、寛容な成熟した社会ならば、、、などと考えたり。
それにしても、スクリーン貸切には贅沢な映画でした。もっと評価されて良い作品だと思います。

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どんすけ

3.5『自分は自分だ』と割り切れた時世界は広がる✨

2017年7月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

麦ちゃんに萌えるなぁ~。ファンタジー過ぎな引きこもり映画だよね。現実に悩む人達には軽く映るかもしれないが、セミナーのシーンは共感してもらえるんじゃないかと思うよ。

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レイ零号機

2.0素質はあった。

2017年7月17日
Androidアプリから投稿

単純

笑える

引きこもりやオタクも色々あるがこの主人公は既に働いていて反応こそ小さく少なく遅くはあるが、他人とコミュニケーションがとれる人。
それにプラスして才能もあったけど自信がないのと自立心が足りないだけ。

話自体はおふざけと人との交流による気付きと成長という流れでつまらなくはないけれど大きく刺さるものはなかった。

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Bacchus

5.0新しい世界観だなと

2017年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

とにかく門脇麦が可愛いです。
北欧映画のような独特な世界観の中、日本の引きこもりオタク女子を見事に演じていて引き込まれます。
オシャレでセンス良くてクスッと笑えるー尾崎監督の「引きこもりオタク女子こそステキなんだよ」というそんな温かい眼差しが感じられます。

尾崎監督のまた新しい世界を観たなと興奮しました!月刊シナリオ8月号にシナリオが載っていたので、それを片手に何度も観たいです。

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mika

5.0優しい気持ちになりました

2017年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

他人とのコミュニケーションの取り方は、会話だけじゃなく、
音楽だったり、スポーツだったり、将棋だったり、
コミュニケーションの形は人それぞれ。
主人公の真美ちゃんは、それがイラストだった。

世界には、色んな人がいて、自分にあったコミュニケーションのとり方があるということに気付かされる。

器用な人も不器用な人も調子のいい親も嫉妬深い友人も、
色んな人を肯定する、ほんわか優しい映画でした。

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コレコレ

4.5門脇麦!

2017年7月14日
iPhoneアプリから投稿

尾崎監督の繊細な世界観と門脇麦の絶対的な存在感が融合した見事な映画。
尾崎将也の脚本力、演出力もさることながら、門脇麦という女優の天賦の資質に感服。

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酒は日本酒

3.5世界観が魅力的

2017年7月14日
iPhoneアプリから投稿

門脇麦さんの演技力と監督の描くキャラクターがマッチして、とても可愛らしいヒロインに仕上がっているなと思いました。

麦さん本人も、歩き方や姿勢などよく作り込んだとおっしゃっていましたが、ほんとうにその通りだと思います。個人的にはどうぶつの森に居そうな、ファンタジーだけどひとつの人格として確立されたモノを感じました。

ただ、サバゲーの武器を持って会社に乗り込んだり、あんなに犯罪一歩手前のことをしていた男とへいぜんと接しているのはどうなのかなと。

麦さんの演技力あってこそなんとか成り立っているという印象です。
せっかく世界観や、キャラクターが素晴らしいのについていけなくなってしまう点があることが非常に惜しく感じました。

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ai

0.5サバイバルゲームのルールも分かってないのに映画のネタにしないでくだ...

2017年6月17日
iPhoneアプリから投稿

サバイバルゲームのルールも分かってないのに映画のネタにしないでください

ゲーム中にゴーグルを外したり、電動ガンを投げるなんてありえません。

ましてや薄着でゲームをすると怪我の原因にもなります

基本的なことです。非常に不愉快になりました。

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ふっし