「愛し合うために」ラビング 愛という名前のふたり Toiさんの映画レビュー(感想・評価)
愛し合うために
不遇の時代でも愛を突き通すという映画は、さほど珍しく無い。だがこれほどまでに純粋に相手を愛し、相手のために闘うという映画はなかなか無い。主人公たちが法律と闘った理由には、「法律が人の権利として間違っているから」というのもあると思う。だが一番大きな理由は、「家族を守りたい。愛する人を守りたい。」これだと思う。
酷い扱いを受けてもお互いを愛し、その愛を貫く姿に心を打たれた。決して、法律を変えてヒーローになりたいなどという考えではないというのが強く感じられた。
ジョエル・エドガートンの最後の「I love my wife.」というセリフでは、胸が締め付けられた。
ルース・ネッガの夫を想う眼差しは忘れることができないほどに印象的だった。
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