「嫌いじゃない、けどもったいない」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? クロジさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃない、けどもったいない
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青春と表してもよいのか分からないけど、中学生という少し大人の影が見え始める男女、いや男の子と女の子の物語
ドラマ版とは“もしも”の使い方が異なり、アニメ版の世界観はもろファンタジーで、それは作中でも表れてるし、なにより典道自身が分かっている
初めての“もしも”から、ずっと典道が作った世界が続くが、松田聖子の歌を歌い始めた時はさすがに吹いた
東京駅やらスカイツリーやらお台場やら、今度起こっただろう“もしも”を表したかったのかもしれないけど、終盤でこれはツッコミを入れたくなる
最後のシーンの、典道が新学期に居ないことは、作り手の“もしも”ギミックなのかもしれないけど、もしも玉は花火に形を変えなくなったと解釈した自分としては、あれが本当の世界ならもうちょっと典道の最後をみたかった。
そもそろ、本当の世界へ戻ったとされるシーンに典道やなずなはまったく居ない。
あの最後のシーンもまだ“もしも世界”なのかもしれない。
観る手にもう少しだけ、もしも玉がなくなり元の世界に戻った事が分かれば、この作品の評価は変わったのかもしれない。
これは自分の解釈で
典道はもしも玉を使わないでも、なずなと一緒にいられる世界へと繋がる行動に出たと解釈しました。
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