「いいよ」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? かんべぇさんの映画レビュー(感想・評価)
いいよ
好きな少女に対するあと一歩の後悔を「if」で修正していく物語を見ていてイラついたのは少年の頃の自身に有った同じような妄想ためだったのだと家へ帰ってから気付いた、考えてみれば子供の頃のバカな自分が消えたわけでもない、知識や経験が上積みされただけだ、上書きされたわけではないのだ、見事にオッサンは術中にハマったのかもしれない、なにしろヒロインの映像が頭に残ったままだ。
作品自体は今時のオーソドックスなアニメで背景の書き込みも美しいが人物の動き自体は古典的とも思える、作為は感じるがそれでもこの詩的な世界は悪くない、ただし、個人的には劇伴がうるさかった、別に全部のシーンに音楽付けなくってもいいと思うんだけどな、でも家でビデオなら気にならないかもね。
ちなみに丁度夜TV放送の「崖の上のポニョ」をみて手書きの線のすごさを思い知らされた、余談です。
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