劇場公開日 2017年8月18日

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「感性と感受性を問う作品」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? tanemさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0感性と感受性を問う作品

2017年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

端的にいうと村上春樹的な世界観のアニメ

主人公は映画で描かれてる、男子グループの中では多分
ちょっとませてて、なずなとの恋心(両思い?!)との関係性は
思春期にありがちな状況、思春期ならではの葛藤と大人の脱皮はたわいのない日常と混ざりながら過ぎていく。

自身のやさしい痛みのような感覚を味わった思春期の経験
が蘇って、世界観に惹き込まれた。
良い意味で見る人を選ぶ潔さは、大根仁が「恋の渦」で見せた手法に似ているのと、新房さんも見る人を選ぶ潔さがあるので、そういう点が「君の名は」と対極に位置するが名作と思ってる。

取り敢えず後2回は劇場に足を運ぶ予定。

tanem