劇場公開日 2017年8月18日

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「神作画。さすがシャフト」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? tanikamaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5神作画。さすがシャフト

2017年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

少しループものが入っている作品とは知らずに予備知識なしで見ましたが、難解な描写や理屈があるわけではなくわかりやすかったです。
原作が一昔前のドラマとは知りませんでした。
少し調べてみると、原作と違うところがあるみたいですね。

親の再婚を期に近々転校してしまう同級生のなずなのことが好きな主人公の典道が、時間を巻き戻すことのできる不思議な玉の力を借りて、なずなに思いを打ち明けるまでを描いた作品です。

主人公が行動を誤ってしまい望まない結果を生んでしまったときに
作品のキーワードにもなっている「もし、あのとき....」と思うと時間が巻き戻ります。

正直、原作ドラマが放送されていた1990年代であればループものになじみがなかったため、真新しく面白かったのかもしれません。
ですがループものなんて腐るほど放送されている現代において(特にアニメ)、ループものとして完成度が高いのかというと、それほどでもなく微妙です。

では、親の再婚したときの子供の難しい心情やそれに伴う難しい恋愛を深堀していて考えさせられるストーリーかというと、みずはの心境はそこまで多角的に深堀されておらず、こちらも微妙です。

しかし、作画は終始美しく、シャフトが制作するから見に行ったという私からすれば、ある程度満足できる内容でした。

特に、タイトルにもなっている「花火」の作画は、力が入っていて色とりどりの火花が夜空に散っている様が幻想的で良かったです。

tanikama