「バッドエンドではない。」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? ライアン510さんの映画レビュー(感想・評価)
バッドエンドではない。
個人的には非常に良かったと思う。
伏線とかを気にしてる人達からすると確かに回収されておらず(特にもしも玉)イライラするかもしれない。しかし、この作品はもっと簡単に観ても良いと思う。
中学生の男女のたった一夜の駆け落ち恋物語が本質であって、もしも玉はそれを支えているだけ。これを解明するとなるとテーマが変わってくる。不思議な玉の奇跡がもたらした甘酸っぱい恋物語として、純粋に観るのが正しいと自分は思う。自分の場合は、主人公達の中学生ならではの素直になれない面や純粋な面を観ながら
自分の昔を思い出したりしていた。笑
大人になった人達にこそ、変に考えず純粋な気持ちで観て欲しい作品。
因みにラストだが、原作小説を読むと分かるが、2人きりの世界が終わった後、なずなは転校してしまう現実をまっすぐ受け止めている。
又、最後のシーンで出席をとるときに典道がいないのは、なずなを追ったのか、見送ったのか等、観客に想像させる為に入れたシーンと考えています。原作小説ではそこまで踏み込まず、「次に会ったら好きと伝える」で終わっていますが、映画では、なずなに再会できるようにもう一歩踏み出して行動したんだと自分は思います。少なくとも、バッドエンドではないと確信してます。
ピロシさん、コメントありがとうございます!
そうですよね。君の名はと比べるのは仕方ないとはいえ少しお門違いだと自分は思います。個人的には夏の思い出に残る良い映画だと感じました!
私の考えとあまりにも似ていたので返信させてもらいました。
このアニメ映画はあまり伏線だとか難しく考えず思春期男子特有の妄想全開恋物語に時間を巻き戻せるアイテムが加わるとどうなるかみたいな軽い気持ちで観るのがイイのかなと思いました。
最後の点呼をとるシーンも視聴者にご想像お任せします的な感じで捉えました。
だいぶ評価が両極端ですけど、そこがこのアニメの醍醐味なのかなと。