「良かったのは主題歌と‥‥」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? サトシさんの映画レビュー(感想・評価)
良かったのは主題歌と‥‥
良かったのは主題歌とラスト前の謎の玉の欠片が降り注ぐ場面が幻想的だったことぐらいでした。
気になったのは、
1. 主人公の典道の声を演じている菅田将暉が菅田将暉すぎて違和感がありありで、中学生の感じがしなかった。
2. タイムリープ物だから仕方ないのかもしれないが、変えたいifまでの繰り返す場面が長くて、変化があるのは、繰り返し1回目の祐介が典道の家に来る時間が異なるの(なぜ遅くなったかはわかりませんが)と祐介の花火の見え方に関する意見が変わっている所(ここはただ繰り返してるのではなく、別の花火の見え方の世界になっている暗示かもですが)ぐらいで、アングル以外特に変化もなく、広瀬すず演じるなずなの歌2回目は只々長くて苦痛でした。
3. 繰り返しの話だからか、CG感アリアリの螺旋階段何回見せられるのって所。
4. 電車と車と同じスピードで走り追いかけ追いついてしまう祐介や友人達。
5. 事前の宣伝で言われていた映像の美しさなんて、謎の玉が降り注ぐシーン以外なく、大部分は普通のテレビアニメの粗さを大画面で見せられている感じでした。
6. スポンサーかもしれないが、ローソンの看板や、小岩井のジュースは問題ないけど、意味のないスローで出光のガソリンスタンドが描かれているのは、只々観ていて不快でした。
7. 謎の玉がいつの間にか花火の尺玉サイズになる点。
など色々気になる点はありましたが、謎の玉が降り注ぐシーンと最後の出欠を取っているシーンで、及川なずなは転校した事、島田典道はどこ行ったのかな〜と考えさせる点と、いい主題歌でなんか良さげな雰囲気映画だなと思いました。あと原作が岩井俊二だからか、風力発電所のシーン多過ぎ、なずなの母親役が松たか子だとエンドクレジット見るまでわかりませんでした、本当に演技が上手いってこういう事なのかなと思いました。