「前半と声は良かったが後半は原作を弄り過ぎ」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? ひろえちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
前半と声は良かったが後半は原作を弄り過ぎ
前半は原作に近いような感じでまともでしたが、中盤から脱線し始め、後半は原作の原型が無くなってしまいました。
棒読みとかレビューを書く人がいますが、原作の奥菜恵さんの口調はあんな感じなのであえて言えばしゃべり方は原作に近いと思います。
逆に棒っぽいのが自然で好印象です。
メルヘンなミュージカル?みたいなものが出てきたりして、中盤辺りから原作の原型がもはや消失しています。
及川なずな=奥菜恵=ビッチなのは問題ないです。
及川なずなの母親も3度目の結婚ですが、奥菜恵さんも3度目の結婚です。
奥菜恵さん、1回目の結婚→離婚、2回目の結婚→子供2人出来る→離婚、3回目の結婚(現在)をネタにしたのでしょうね?(監督の人間性は大丈夫なのでしょうか)。
千葉の東の沿岸にあんなデザインに優れた学校はないです。現実離れが酷いです。原作のプロデューサーの「この町以外にないと断言した」イメージをぶち壊しです。
嶋田釣具店(津波で無くなりました)が丘の上にあったり・・・
風景はどうみても飯岡ではなく、銚子+波崎÷2という感じです(犬吠崎灯台とか、波崎の海岸の風力発電とか、銚子電鉄の旧車両とか)。
どう見ても飯岡では無く銚子が舞台としか思えない作品です。
及川なずなが母親に連れて行かれるシーン(1回目の玉投げたシーン)は原作通り飯岡でしたが・・・
カッコいいから犬吠埼灯台を使おうだとか死ねよ(飯岡灯台がしょぼくて悪かったな)。
銚子フィルムコミッション(銚子市観光商工課)の影響が随所に色濃く出ています。
原作をあまり弄り過ぎるのはどうかと思います。
コメントする