「ちょっとした発想の転換」スケア・キャンペーン たますだれさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとした発想の転換
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ドッキリ番組制作陣が、ドッキリ後に更にグロスプラッターを行うネット上の集団に対抗すべく、起死回生の一本を撮る現場で起こる意外な事象、、、と見せかけて、、、ほいでもって、、、と、2回ひっくり返ります。
ホラーには、主役側が賢いものとそうでないとものがありますが、こちらは後者です。
製作側は意図的に主役を低脳に、非理知的に描いています。自分が今まで他人に行ってきた事を自分がされた時のあの反応が顕著でしょう。
つまり、主役側に感情移入してハラハラドキドキするモノではないのです。
この情報の提示の時点で、この映画は第三者視点で見る、視聴者の立場として観客が見るべき映画であることが容易に推察できます。
最終的に描かれるのは、2本の製作物の対立です。
中盤が面白かった?後半が面白かった?
ドッキリホラーとスプラッターどっち?
という質問というか、そんな感じのものを投げかけてきています。
マーカス君の最後の叫びに対するオチと彼の反応は好きですね。
また、誰が例の集団の内通者だったか、、、等というレベルのモノでアビー1人以外の答えを出す知能の人は、他の映画も見ない方がいいんじゃないかな、、、楽しめないでしょう?
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