「無理はあるが楽しい。ケレン味たっぷりのブラックファンタジー!!」フリークス・シティ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
無理はあるが楽しい。ケレン味たっぷりのブラックファンタジー!!
【賛否両論チェック】
賛:人間・ヴァンパイア・ゾンビという3者の共存という独特な世界観で、コメディ色満載のストーリーが展開していくのが楽しい。主人公達の友情の再生も心温まる。
否:設定や展開は無理がありすぎて、思わずツッコミたくなる。グロシーンやラブシーンも結構あり。
かくまってくれたダグのピアノの先生を、ペトラとネッドが食べてしまったり、
「俺についてこい!!」
と豪語していたおじさんが一瞬で食べられたりと、この作品ならではのケレン味たっぷりの演出に、ブラックだとは思いつつも笑ってしまいます。設定上はかなり無理がある感はありますが、3者がひしめき合う町を舞台にした、独特なファンタジーが紡がれていきます。
同時に、かつて失ってしまった3人の絆が、立場が違った今だからこそ再び蘇ってくる様子も、なんだかホッコリします。
急に驚かせるような描写もほとんどないので、とりあえず深く考えずに、笑って楽しみたい方にオススメです。
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