「尚志さんの一途さに胸が苦しくなる」8年越しの花嫁 奇跡の実話 みなこさんの映画レビュー(感想・評価)
尚志さんの一途さに胸が苦しくなる
アンビリーバボーで取り上げられた話であり、地元の岡山がロケ地なので観に行きました。
飲み会の態度が悪いからって、わざわざ追いかけてまで文句言いますか?初対面で路面電車をおいかけてまで手を振りますか?そこから直にデートに繋がりますか?
実話なので忠実に再現していたのら申し訳ないですが...
私だったら謝られても嫌ですけどね、こっちの事情も聞かず一方的な怒り方する人(^^)怒られたのにどうしてそうなる⁉と出会いの描き方に少々疑問を感じました
あと社長(北村一輝)の演技に暑苦しさを感じました😒元々顔立ちがはっきりしていますし、食事中、話すときに箸で相手のほうを指す仕草が古いというか...
エンドロールまで演技が浮いていた気がします。ファンの方すみません。
あとラストシーンで尚志さんがまいさんを抱き締めながら歩くシーン。まだまいさんの歩行は不安定。なぜそこで一緒に歩かせたのか分からなかったです。「これからずっと一緒に歩こう」という台詞を言いたかったんでしょうか。その台詞は好きなんですが
気になったのはそれだけであとは感動的で終始涙が止まりませんでした。
幻視を発症した時の土屋太鳳さんの迫真の演技。バラエティー出演時のほんわかした雰囲気とは別人でした。痙攣が起きた時の身体中の痙攣、昏睡状態時の手の動き
「演技」ということを忘れてしまうほどリアリティー溢れるものでした。演技の指導は誰がしたんでしょうか、近年稀にみる名演技だと思います。
ストーリーの描き方として
日付のカウントを用いてあっさりと8年を描いたなと中盤までは思ってました。
もう少し8年の重みを感じさせてほしいと思いながら見ていたんですが、終盤の尚志さんが送った大量のムービーを見るシーンで8年の重み、尚志さんの誠実さがひしひしと伝わりました。