「実話の重さと円熟の脚本の見事な融合」8年越しの花嫁 奇跡の実話 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
実話の重さと円熟の脚本の見事な融合
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尚志さんの誠実で純粋な愛と寛容さに言葉に出来ないほど感動しました。こんな方が本当に存在すること自体が奇跡のようです。
岡田惠和さんの脚本は、隙のないさすがの出来映え。
ちゅらさんやひよっこ同様、優しさを見事にユーモアに転換することで、押し付けがましさや取ってつけた感無く尚志さんの思いが伝わり観客も素直に感情移入でき、メールを開いていくシーンでは畳み掛けるように感動させてくれます。
そういうのが嫌い、という方もいらっしゃるとは思いますが。
記憶障害の登場人物が、もう一度愛する、というセリフはひよっこでも木村佳乃さんと沢村一樹さんとのやりとりの中であって、朝から泣かされた記憶がありますが、またもや泣かされました‼️
同時期に上映の、彼女が目覚めるその日まで、のようにこの難病についての啓蒙や周知という要素に重きを置いていない分、ドラマとしての完成度は高いと思います。
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