「ちょっと不完全燃焼」アウトレイジ 最終章 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと不完全燃焼
アウトレイジシリーズ第3弾。
最終章ということで、期待に胸を膨らませ鑑賞。
面白かったです。
面白いんだけど、前作前々作にあった迫力とグロさが薄くなっているような気がして物足りなかった。
花菱会の花田(ピエール瀧)は取引のためにやってきた韓国でトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。それにより、花菱と張の間は緊張状態へと突入してしまう。
今まで同様、役者は相変わらずイキイキとしている。
加瀬亮のようなウザったらしい奴がいなくなったのはちょっと残念だが、代わりに大杉漣や大森南朋らが登場し塩見三省も大活躍。この胃もたれしそうなくらい豪華なキャストを見るだけでも十分楽しめる
今までと違っていい所はストーリー。
無駄な殺しや暴力は省き、雑さが無くなっている。
小難しい内容ではなくなり、割と分かりやすく純粋にアクションが楽しめた。
テンション爆アゲのシーンはもちろんある。
迫力満点の乱射シーンや毎度おなじみの面白殺人。
しかも今回は、ちょっとした騙しがあり驚いた。
ただ、その面白殺人の描写が無くキモさが無い。
なんだか柔らかくなっている。これがR15か?
もっと「うえっ」と思えるシーンが欲しかった。
最終章の割には呆気ない。
これでこのシリーズが終わってしまうのは解せぬ。
好きな映画だからこそ言わせてもらうが、3つの中では1番しょぼかったです。
面白いのは間違いないんだけど、思ってたんと違った。前作のビヨンドが面白すぎたからかな?ハードル上がってた