「塩見三省への愛か?」アウトレイジ 最終章 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
塩見三省への愛か?
まず作品うんぬんよりも、塩見三省さんの明らかにわかる顔面と左半身の麻痺、声の細さが痛々し過ぎて映画に集中できないくらいでした。 本来なら今作での1番重要な役であるはずのアウトレイジビヨンドで圧倒的な存在感を見せつけた花菱会の神山繁・西田敏行・塩見三省さん達が、神山さんは出演せず、西田・塩見の2人は大病を患った後であり、あまりに前作との迫力が違い過ぎました。
しかし作中ではなんとその塩見三省演じる中田が主人公なんじゃないかというくらいのストーリーで出演時間も長い(セリフがとても言いにくそうにしていて痛々しい)
自分的には塩見さんと西田さんはメインのストーリーから外して他のキャストでの締めくくりにした方が迫力は出たと思いますが、 北野武監督の塩見三省さんへの義理と恩というアウトレイジの大友に通じるダブルミーニングと好意的に受け止めて評価は5とさせて頂きます。
他の俳優さん達の印象は
⚫︎岸部一徳 大物俳優なので期待していましたが、出演している理由も分からないくらいなんのフォーカスも無く残念
⚫︎大杉漣 なぜこんな奴が会長になれたのかが謎 迫力もなにもない
⚫︎大森南朋 大友との関係性がいまいち繋がってこない、ただのチンピラと考えれば可
⚫︎ピエール瀧 唯一今作からの出演で良い味を出す事ができたかな?という印象
⚫︎原田泰造 オマケ
⚫︎松重豊 1番キレていてブレが無いポジションで良かった
⚫︎ 白龍 相変わらずの脇役