「親子の愛」ユリゴコロ あさんの映画レビュー(感想・評価)
親子の愛
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ラストの亮介のセリフの俺にも人殺しは出来る、だってあんたの血が流れているから
それに応え、自分自身を殺させることで自分と同じ殺人衝動を持った、自分の子であることを証明させようとするようなシーン
中盤以降はあらすじから想像していたような作品ではなかったのですがこれが逆に作品としての良さを感じさせてくれました
何もなく中盤までの勢いでラストまでいってしまえばただただ陰鬱な作品だったと思うのですが、終盤には人としてズレて生まれきてしまった美紗子が特異な部分を持ちながらもたしかに人として生きられた、そういったことを感じさせるようになっていて、個人的にはとても良いラストだったと思いました。
ただグロテスクなシーンが多かったので苦手な人は要注意だと思います笑
しかし、それ以上に絵として綺麗な場面もたくさんありそういった楽しみ方も出来る作品だと感じました。
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