「迷ってる人は、吉高だけでも見ろ!」ユリゴコロ Hinotamaさんの映画レビュー(感想・評価)
迷ってる人は、吉高だけでも見ろ!
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自分も迷ってたけど、見て正解だった。
サイコパスとか呼ばれる?人が実際にいるのかは
じぶんには、わからない。
だか、その存在は現実だろう。
多分、自分の中にも少しは、あるのだろうか?
この映画は、ストーリーをそのまま見ると
偶然が過ぎるよ!と思って、シラけてしまう部分もあるのは否めない。
だが、ソレを飲み込んでも、見る価値を感じた。
吉高の、演技。この人に、やっぱり引き込まれる。
子役時代の演技者も、素晴らしい。
ミツ子の女優さん(佐津川愛美)の演技。難しい役を、嘘っぽくならず、美しさと、怖さが混在していい。
マツケンは、あのくらいで当たり前。
松坂も良かったと思う。
自分の生きる、拠り所、ユリゴコロを求めると、
その人を殺してしまう。
殺して、楽しいのとは少し違う。
時に、無感情に殺す。
時に、涙を流しながら殺す。
人が、死ぬところが見たくて殺す。
そんな人間でも、幸せになっていいのか?
人を不幸にしても、
自分の幸福の為に生きていいのか?
という、究極のテーマだ。
そんな殺人鬼も、容赦のない優しさの前には
抗えず、幸福を感じてしまう。
自分も、意識して他人の不幸を見逃し、
また意識せずに、他人を不幸にしてしまっているだろう。
自分を、優先するのは当然とはおもうが、
どこまで、それが許されるのか?
対局として、
他人の為に、生きる価値を見つけた、
絶望の人生を生きていた人間。
これからの、生き方を問う映画だ。
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