「みつ子と美沙子」ユリゴコロ MiyuMiyu@マサキチさんの映画レビュー(感想・評価)
みつ子と美沙子
クリックして本文を読む
ヨリドコロ。
これを求めて殺人を繰り返す美沙子。吉高由里子演じる彼女の悲しすぎる運命はあまりに切なく、ラストは思わず涙も流してしまった。
美沙子の幼少期役を演じていた子役と清原果耶の演技が印象的だった。生まれついての美沙子の狂気性をしっかりと表現しており、2人の目力に圧倒された。また、みつ子演じる佐津川愛美の存在は強烈なインパクトがあった。リスカをは日常とする異常さと美沙子に懐く純粋な可愛さが混ざり合っていて、強烈な印象を残していった。2人の手首から流れる血が徐々に1つになっていく様子は秀逸だった。
しかし、演出に粗い部分があると感じた。これからどんなシーンが始まるかの予想が簡単な音楽や場面転換が少し気になった。美沙子と結婚することになるくだりの洋介のセリフはあまりにも唐突で無理があったし、少し臭かった。
「死」をユリゴコロとする美沙子の悲しい運命は、あまりに残酷で切なかったがやはり共感できるものでもなく、しかし惹きつけられる部分もあり、非常にやるせない気持ちになった。
現代パートも少し触れると、亮介演じる松坂桃李の理性が崩れゆく姿は素晴らしかったと思う。
コメントする
もこなさんのコメント
2017年10月1日
とおりくんの理性というか人間性が壊れていく様変わりが大変だったと思います
いつものとおりくんにしては頑張ってやったんだなと思い
後は朝ドラに期待かな( ´△`)