「さすがのアカデミー主演女優賞ノミネート」ジャッキー ファーストレディ 最後の使命 jack-0502slinkyさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがのアカデミー主演女優賞ノミネート
試写会にて鑑賞。ジャンルとしては伝記物となるので大まかなストーリーは想像できる範囲だったが、いささか途中に中だるみ感はあった。ただ、それは脚本の問題であり、本作の監督そして主演のナタリーにはさすがのオスカー女優といえる。チリの監督ということで新しい風を感じることができた。そしてやはりナタリーが本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされたことは納得の演技だった。まさに役であるジャクリーンに憑依しており、鬼気迫るものがあった。ナタリーとしてはまた演技のレベルが成熟してきて、今後の彼女が楽しみである。なので良くも悪くも本作は女優ナタリーに支えられた映画といえる。だが、当時女性として強くあろうとしたジャクリーンを描く映画がこの時代に公開されることは意義があると思う。絶対鑑賞すべき映画ではないかもしれないが、鑑賞する価値は確実にある作品であるといえる。
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