「個人的なツボは神父との会話」ジャッキー ファーストレディ 最後の使命 めいべいびーさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的なツボは神父との会話
目の前で夫を殺されたファーストレディ、「知っているようで知らなかったジャクリーン・ケネディ」を描く作品ですから、見所は「知られざる彼女の内面」です。
悲しみとか怒りとか、普通のレベルでは表せない衝撃の中で彼女がいかに立ち振る舞ったか、そこはもうナタリー・ポートマンの演技がスゴイ。
後半に何回か、「夫の銃殺」という理不尽な事実を受け止め切れないジャッキーが、神父と会話するシーンが挟まれます。
その内容は、彼女のみならず不幸な体験をした人間すべてに対する示唆に富んだフレーズが散りばめられ、胸に響きました。
起承転結のはっきりしたストーリーはないものの、伝説のジャッキーの「生身の姿」に触れたい方にはおススメです。
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