氷菓のレビュー・感想・評価
全116件中、101~116件目を表示
原作ファンもアニメファンも楽しめる
この作品は元々原作とアニメのファンでした。最初実写化と聞きどうなることかと思いつつ、古典部シリーズの氷菓が好きだったので観てしまいました。
ビジュアルは完全にアニメ意識な印象。
えるにはもうちょっと清楚感がほしかったですが。そしてこの作品の大事な舞台である学校ももう少しなんとかならなかったのか…。廃校感が否めなかったです。
しかし所々原作と違う部分もありますが、作品の世界観を忠実に再現していると思いました。
関谷純に感情移入してしまい泣きそうになりました。
元々学校で繰り広げられる会話をベースにした群像劇なので淡々としており地味です。そこで好みが分かれるかもしれませんが、派手さはないけれどミステリーの狭間の切なさがたまらない、そこがこの作品の良さだと思います。
33年前
謎解きの緊張感
原作に忠実?ご冗談でしょう
まず言いたいのは、演出から劇伴からアニメに引っ張られまくってる点
あれじゃあコスプレ映画だとか言われても仕方がない
原作を1から映像化したというなら、もっとやりようがあっただろう
まあ、そういった問題は棚に上げておくにしても、
これを「原作に忠実」とか言うのはいくらなんでも無理筋だ
特に氷菓事件の核心たる関谷純についての部分
あんな風に改変してしまったら、彼の「私は叫ぶ」の意味が違ってしまう
また、関谷純が学校を去るシーンも表現がおかしい
彼の「叫び」は何に対して向けられているのか?
その本質部分を完全に見誤った脚本と言うしかない
(細かいとこにツッコむなら、関谷の読み方もセキヤに改変されている)
付け加えるならば、関谷純の姿形を、あのようにハッキリ示してしまったのも疑問を禁じ得ない
「歴史的遠近法の彼方で古典となっていく」という部分を見落としてるのだろうか?
それと、折木奉太郎という自称省エネ主義者の心情描写が全く足りてない
灰色を標榜しつつも薔薇色に対して抱いている屈託こそがキモの部分で、
彼の心情をちゃんと描かないと、なぜ氷菓の真相を、薔薇色に殉じたはずの関谷純の真意を知ることに拘ったのかって部分がおかしくなる
要するに、これは単にストーリーだけを大筋でなぞっただけの映画であり、
そういうものを「原作に忠実」などとは口が裂けても言えない
ダメダメ
山崎賢人である必要ない
原作に忠実ではあるが
なるほど
原作を大事にした、良解釈の丁寧な映像化
確かにキャスト陣の年齢的な見た目はどうしても気になってしまう。
また、ちょくちょく尺に収めるため、ストーリーを回すためにキャラクターが無理矢理動かされていると感じる箇所もいくつか。
しかし、それも後半の本題に近づくにつれ違和感は薄くなっていく。
そしてその本題部分である大謎がとにかく原作に誠実に映像化されていた。
完全な再現ではなく、むしろいくつかの部分は原作から大きく外れるような展開を辿るものの、それも決して原作を雑に扱っているわけではなく原作から読み取れる新しい解釈という感じ。
キャラクターに拘る人にはつらいかもしれないが、『氷菓』のストーリー・テーマを好きな原作ファンには是非とも観て欲しい素晴らしい映画でした。
氷菓に隠された秘密
モヤモヤスッキリ
表情に注目☆
全116件中、101~116件目を表示