「【”自分何て、大嫌い!”今作は、可なりイタクていけてない自意識感情な17歳の可愛らしい女子の、クスクス笑えてラストは沁みる素敵な青春映画であると思います。こういう映画好きだなあ。】」スウィート17モンスター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”自分何て、大嫌い!”今作は、可なりイタクていけてない自意識感情な17歳の可愛らしい女子の、クスクス笑えてラストは沁みる素敵な青春映画であると思います。こういう映画好きだなあ。】
■いけてない毎日を送る17歳の高校生・ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は、いつも妄想だけが空回りし、教師(ウディ・ハレルソン)や母親モナ(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。
彼女は唯一の小学二年生からの親友・クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)だけが心の支えだったが、ある日、そのクリスタがよりによって関係をこじらせている兄・ダリアン(ブレイク・ジェナーと恋仲になってしまい、彼女は怒りと戸惑いをぶちまけるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。そして、アマリ感想になってません。>
・序盤から、破天荒な可なりイタクていけてない自意識感情なネイディーンの姿をクスクス笑いながら観賞。
ー 私は、男なので良く分からないが経験上、(何の経験だ!!)お付き合いして来た数々の女性(あ、数名ですよ。数名ですよ。我ながら嘘っぽい。)がイキナリデート中に怒り出し、(身に覚えなし。)オロオロした経験限りなし。
で、良ーく考えるとオイラにも悪い所はある事が判明するのだが、ティーンの女性の気心は春の嵐の如きである。
だが、今作のニック君と同じように、遣りたい盛りの10代のNOBUは、なだめすかして<以下自粛。>、その後は何を言われようが馬耳東風であった。
所謂、男のナニが硬化すると女性に対する態度は軟化し、ナニが軟化すると女性に対する態度は硬化するという法則である。(By 吉田秋生)(あ、今、私をフォローして頂いている方々のフォロー数が、ガッツリ落ちた音が・・聞こえます・・。)-
・今作のネイディーンが正にそうで、経験がないのに、自意識過剰で困った事があると、昼休みまったり休憩している担任の先生(ウディ・ハレルソン)の所に行って、不満を撒き散らすのである。
ー この、数回繰り返される二人の会話が、相当に可笑しい。-
・ネイディーンは、親友を寝取った兄と親友に激怒し、”私も!!”と、ペットショップ屋で働くイケメン高校生男子、ニックに在り得ないメールを送ってしまいあわてふためく様が、コレマタ可笑しい。
ー メールって怖いよねえ。一度打ったら消せないんだもん。で、ニックと車内デートをするも、未経験のネイディーンはあたふたし、ニックとの関係は終わる。凄く可笑しい。-
■だが、そんな彼女を心配する兄・ダリアンと親友・クリスタ。そして母モナの姿。そして、昼行燈と思っていた先生にも、綺麗な奥さんと可愛い赤ちゃんが居て・・。
・そして、クラスメイトのお金持ちの韓国系のアーヴィン・キム君と親しくなって、彼が製作した映画を観るシーンも良かったな。
ー 彼は否定したけれども、あの我儘アニメキャラはどう見てもネイディーンから、ヒントを得たモノでしょう。-
<今作は、可なりイタクていけてない自意識感情な17歳の女子が、色んな経験をして、少しだけ成長する物語なのである。
クスクス笑えて、ラストは沁みる素敵な青春映画であると思います。>