「地味にリアルで痛々しい」スウィート17モンスター ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
地味にリアルで痛々しい
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すごく良かった。
過剰なイジメとかあるわけでもないし、ものすごく酷いことがあるわけでもないし。
でもコミカルなのに、一々痛いところが非常にリアリティがあった。
ネイディーンだけじゃなく親友だったり、母親だったり先生だったり
強引にハッピーエンドにこじつけるのではなく
バカなネイディーンが馬鹿さ加減に気づき何となくハッピーエンドってのが良かった。
クリスタがネイディーンの兄を彼氏にしたあとでパーティーで
ネイディーンを放って置いたり、ネイディーンが親友か兄かどっちか選んでとか
なんかこの年齢ならありそうな感じが、あー、言っちゃったかーとか、
現実にありがちな事を大げさじゃなくコミカルにうまく転がしてたのが良かった。
先生のなんとも頼りな下げで全くいい事言わないのもいいよね。
ここで普通なら説教臭いこと言うはずだけど、なんだか最後まで
先生らしからなかった。でも一応は最後まで面倒は見たのも好感あり。
映画には特別悪いやつも出てこないし、どこにでも居そうな人たちが
普通の生活を送っていたのがよく表現されていたと思う。
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