「80's オマージュ?」スウィート17モンスター フットさんの映画レビュー(感想・評価)
80's オマージュ?
米版予告で「ジョン・ヒューズ再来」とあったが、まさしくそれ!!
脚本主線は、はっきり言って何もない。自分を見い出せない自己中娘の葛藤を殆どアドリブの様に突っ走るのみ。このネイディーン役に見事ヘイリー・スタインフェルドが嵌っている。
「すてきな片想い」「プリティ・イン・ピンク」のモリー・リングウォルドまんまなんである。おじさんは懐かしさ満開で大満足です!ウッディ・ハレルソンもなんでココに持ってくるか?と思ったけど、いい先生味を出してました。(ヒューズ版ではハリーディーンスタントンとか使ってたな・・)笑いはある程度アメリカカルチュアーを理解してないと、全然笑えませんし、共感できるかと言うと底辺にある「おやじ好き」と理解してないと、今風の演出はなく古風なんで展開に飽きると思います。半数がエンドタイトルでソソクサ退場したんで、観る人を選びます。
に、してもキーラ・セジウィックのオバ様化にはビックリ(苦汗)でも捨身で母役を好演してました。で、この役にモリー・リングウォルドなんか持ってきたら(確か現役のハズ)5点以上あげちゃうんですけどね(笑)。
ゴールデングローブには主演ノミネートされてましたが、ヘイリーは上手いです。「ララ」のエマなら、絶対シガラミ抜きなら彼女の方が濃厚でしたねぇ。5年後迄には大きく飛躍してるでしょうが・・・
軽薄そうで実は深い映画です。輸入BL注文して何度か観直します。好作です。
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