「良質なレジスタンス映画」密偵 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
良質なレジスタンス映画
クリックして本文を読む
日本の植民地支配下の韓国で、日本警察の警官として反日勢力を取り締まる韓国人と、独立運動を推し進める韓国人を描く。
それぞれスパイを送り込み相手側の情報を探ろうとするのが話の肝。でも、誰がスパイなのか?というサスペンスというよりも、虐げられた人間が人としてどう生きるのか?を問いかける熱い人間ドラマだった。
個人的に列車内の攻防・やりとりは緊張感があってお気に入りだ。
あと、京城に戻ってきた後、活動家たちが大量に検挙され殺されていく姿がたまらなく悲しかった。これで終わりかと思わせて、さらなるクライマックスに持っていくのはうまい。
コメントする