「~「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!!」~」破裏拳ポリマー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
~「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!!」~
【賛否両論チェック】
賛:どこまでも真っ直ぐな主人公が、正義を胸に何度でも立ち上がっていく姿が、痛快でカッコイイ。“正義”や“親子”ついても考えさせられる内容なのもステキ。
否:展開はかなりのご都合主義で、設定もツッコミどころが多い。
原作の知識等は一切不要です。どこか昭和のテイストが漂う世界観の下、破天荒だがどこまでも熱血漢の主人公・鎧武士が、閉ざしていた亡き父への想いに葛藤しながらも、正義のヒーローとして戦う姿が、とっても痛快です。
始めは対立ばかりしていた若手刑事・来車譲一と、やがて芽生えていく確かな絆等、バディ・ムービーの要素があるのも、またカッコイイですね。
同時に、正義なき力の暴走という脅威や、そもそもの“正義”という言葉の多面性、そして子供を思いやる真の親心等、単なるアクションモノと思って観ていると、思わず考えさせられるような内容も盛り込まれています。
血を吐くような暴力シーンが結構多いのがたまに傷ですが、子供から大人まで楽しめる痛快アクションを、是非ご覧になってみて下さい。
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