「みんな違って、みんな良い...!?」20センチュリー・ウーマン スパンクさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな違って、みんな良い...!?
世代も、嗜好も育った環境も、どこを切り取っても共通点なく、ただただ噛み合うことなく、お決まりの結託もなく、敢えて共通項と言えばとにかくよく話し、それぞれのスタンスで自然体に表現し発信してる女性3人と、それに不器用ながらいつも理想の男として寄り添いたいと思っている男性2人の掛け合いをベースに展開されるお話。
まとめてみたら、ちっとも面白くないとのに、女性×女性、女性×男性、たまに男性×男性、女3人x男2人の組み合わせで紡ぎだされるダイアログや、たまに入るモノローグが、いちいち琴線に触れてくる、極めてドメスティックでエモいけど、90年代の時代の転換という壮大さと自然に交差される現代の鉄板テクニックのお陰なのか⁈…嫌味がかけらもなく、不思議な心地よさにじわじわ浸透して、病みつきに引き込まれていく。。
コメントする