「母親の思い出」20センチュリー・ウーマン きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
母親の思い出
訊かれない話をかたりますが・・・
「セックスすると友情は終わり」―
今をときめくエル・ファニングが言いますね。その通り。
嫁とは婚約の5年間、セックスは我慢。あの時代がいちばん幸せで、盛り上がって 楽しかった。
一線越えると早晩家族・同居人になっちゃいますから。エル・ファニング扮するジュリーはその事の残念さを知っているんだ。
で、映画、
全てが母親の死後、母親についての少年の断片的な思い出~追想で組み立てられてます。
息子の心に残った母親の姿と、印象的な言葉。
僕もそろそろ母を見送る年頃です。断片的にでも彼女のことメモしておかなきゃ、記憶は消えていってしまうのでしょう。寂しいな。
映画を見ながら思うのは、自分の母親のことばかりでした。
「汚れた血」同様、最後に赤い飛行機が出てくる。
飛び立ちたかった女たちを象徴。
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「わが母の記」(井上靖原作、役所広司、樹木希林ほか)も秀作です。
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