「おもいでの美しさ」20センチュリー・ウーマン sannemusaさんの映画レビュー(感想・評価)
おもいでの美しさ
母親の苦悩と試行錯誤にグッときたり応援したくなる。
母ちゃんはじめ、出てくる女性がモダン女子ばかり。
皆ツッパってて生きづらそうで、観ていてモヤモヤするシーンも多かった。
目の前にある、自分が本当の克服すべきものと向き合おうとする強さって、誰もが持ってるわけじゃなく。
ここに出てくるのは、懸命に生きてはいるのだけど、本当の課題や幸せには向き合うことを避けている、もしくは気づけていない、そんな人々。
そんな人々が肩寄せ合って慰めあい、助けあった、そんなひとときの話であり、なんとも切なかった。
映像も音楽もストーリーも、綺麗すぎて、現実感がなかったのだけど、この作品のそれは想い出の美しさにもよく似ている。
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