劇場公開日 2017年6月3日

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「Black FlagもTalking Headsも両方好きだ」20センチュリー・ウーマン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5Black FlagもTalking Headsも両方好きだ

2017年6月15日
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鑑賞方法:映画館

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77年でPUNKは終わったって解釈もあってピストルズは1stのみ発表でJ・ロットンはPILでニュー・ウェイヴのジャンルにThe Clashは「London Calling」で純粋にロックンロールをジャズやレゲエにダブを取り入れていわゆる初期PUNKは基本的に77年度の1stアルバムな訳で!?

母親の青春時代はヒッピーでも無ければモータウンや50'sなオールディーズでも無いジャズの時代を謳歌した人でましてやPUNKにそれ以降のハードコア・パンクにニュー・ウェイヴは理解出来ず。

息子のT・アルバのTシャツ(デッキもアルバ)もナイスでBlack Flagの「NERVOUS BREAKDOWN」にTalking Headsを聴き比べる母親の場面は知識がある人には微笑ましく良い意味で笑い所。

年老いてからの子育てはそれなりの歳で産んで育てている母親とはまた違った関係性があるのだと思う反面、過保護なんだか放任主義なんだかイマイチ掴み辛い母親の考え方!?

ズングリムックリな鈍臭い印象だったG・ガーウィグがクールに格好良い女性像で闇を抱えながら演じ魅力炸裂だしE・ファニングも素敵な存在感。

B・クラダップの存在感は薄かったが「カッコーの巣の上で」のオチを話す場面は面白かった。

万年 東一