劇場公開日 2017年6月3日

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「どストライク」20センチュリー・ウーマン だださんの映画レビュー(感想・評価)

5.0どストライク

2017年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

脚本がいいです。雰囲気に流されることなく、語り過ぎることなく、着実に進んで行きます。
次に、アネット・ベニング。これぞ女優の仕事と言いたくなるような筋の通った演技です。途中のイングリッドとの対比は笑えました。人はそれでもやっぱり美人にいくんですよね。劇中の彼女も「カサブランカ」に憧れていました。
美人でない複数女優の映画として、「フライド・グリーン・トマト」と近いと思います。あの映画が好きだったら、きっとこれも大丈夫でしょう。
最後に音楽、The Raincoats にThe Germsにスジバンがかかり、Lou ReedのTシャツを着、Black Flagと車に書かれ.....付いてきてます?70年代後半の曝け出す音楽が満載です。パンク、特にアメリカの、です。あまり語られることが無いジャンルですが、これがあったからこそ、R.E.M.が登場し、Nirvana へと繋がっていきます。映画の内容とはほぼ関係ないですが、深い淵の入り口としてここで流れている音楽もお薦めします。
主人公の設定が私より4〜5年上。ちょっと手を伸ばせば届く世界。大学時代に聞きまくっていた音楽なので、懐かしく、とても近く感じました。おすすめです。

だだ