「ダニエル」わたしは、ダニエル・ブレイク Aoさんの映画レビュー(感想・評価)
ダニエル
ダニエルの作った木製の魚のモビールが素敵だった。根っからのアナログ人間のダニエル。対して公的機関の人間はロボットのように冷たい。社会のシステムから炙れてしまう正直な人。とても現実的で、結末も悲しい。でもこの映画が優しいのは、ダニエルの作ったあのモビールにあらわれてる。
ダニエル役の方はコメディアンだったのね。だから悲しい物語の中にユーモアがある。ケン・ローチ監督は流石。
印象に残ったもの、こと
木製の魚のモビール
手書きの履歴書
フードバンク
カセットテープ
壁に書いた I,Daniel Blake
大工道具
パソコンのカーソル、フリーズ
人間の尊厳とはなにか
彼がずっと手放さなかった奥さんの写真と大工道具とモビール
彼が天国で奥さんと会えていますように。
魚が泳ぐ海で。
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