劇場公開日 2017年1月14日

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ブラインド・マッサージのレビュー・感想・評価

全13件を表示

5.0二つの世界なのか一つの世界なのか

2022年1月21日
iPhoneアプリから投稿

見えないひとと見える人の世界
ブラインドマッサージの治療院の中の活気賑わい守られて理解し合える世界の中でブラインドの人たちは一人一人個性的で自分の世界を持ち他者と接点をもとうとする。
もう一つのマッサージ、ここは見える人たちが社会から見えないように暮らしているところり
この頃の中国は、バブル景気だったのか、それなりにみんなにチャンスがあったのかなと思う。
美しい映像、煌めく雨の音、匂いきな臭い匂いとか、なんの匂いかわからないから嗅ぐ匂いとか、足りないところも補う五感を持って生きる知る受け入れ拒絶する様が潔く、役者さんたちの個性、力強さ。小馬くんのかっこよさ、、、、

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redir

3.0ブタの角煮よりきれい・・・?

2020年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 序盤、キャスト、スタッフの名前を音読するという珍しいところもいいし、音を非常に大切にした作品でした。若い盲人たちが大勢いる南京のマッサージ院にシャー院長を頼ってワンとコンが駆け落ち同然で雇ってもらい、恋人同士の毒気に当てられたかのようにそれぞれの想いが錯綜する群像劇といったところか。

 メインとなるのが幼少期に事故で母親と目を失ったシャオマー。徐々に視力は回復すると周囲から嘘をつかれたショックで自殺未遂も起こしたシャオマー。男性では彼が一番若かったのだろうか、性欲に勝てない若気の至りも感じられる。風俗通いしていたイーグァンが彼を馴染みの店に案内するも、マンという女性に対しシャオマーの本気度は急上昇・・・

 ワンはせっかく恋人と働き口を見つけたというのに、弟の借金問題で苦しむ。親からは全盲女性と結婚するのは許さない!と言われていたけど、弟の不始末にも対応できない親なんて信用できませんよね・・・と、この辺りが雑だった。

 ドゥ・ホンは周りから“美人”だと言われ続けているが、彼女にとっては美人だとしても関係のない話。シャー院長が惚れていたようだけど、ドゥ・ホンは誰が好きなのかよくわからないのも難点。

 恋は盲目。個人的には風俗店のマンのエピソードが一番良かった。そして、終盤の怒涛の展開にも皆の心が伝わってくる気がしたのです。それにしても停電騒ぎってのが、いまいち腑に落ちない。盲人だったら関係ないような気もするのだが・・・

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kossy

3.5タイトルなし

2020年3月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

運命の前では
盲人も健常者と同様に迷信的になる
運命は目に見えないものなので
盲人の方が運命の本質をよく知る
見えるものが必ずしも真実ではなく
見えないものにこそ真実がある

映画の中で全盲の女性が言う
「目には種類があるの。光が見える目と、闇が見える目が――」
.
健常者と同じものは見えなくても
彼らだけに見えているものがある。
その闇は深いかもしれないけど
心の中の光は見える
彼らの気持ちになって
この世界に入り込んでみる
深いものが見えてきた気がする

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lily

3.0南京の按摩

2020年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

南京のマッサージ店には目が見えない人たちが多く働いていた。
結婚を夢見る院長、いつか見えるようになると医者から言われているが、あきらめている男、美人だと言われるが自分では見えないため、嫌気がさしている女など。
健常者と障碍者の下りはズシンと来る。

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いやよセブン

3.5薤露の夢、蒿里の詩

2020年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

皆のストーリーが少しだけ交錯する。でも溶け合うことなくさっと離れていくさまがよかった。これはかつて南京で夢を浮かべて消えていった盲男女たちを送る薤露蒿里の詩。

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filmpelonpa

4.0プライド

2018年10月2日
PCから投稿

マッサージ院と風俗店。物語の中に出てくるのは共に肉体を癒す場所。

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yuki

5.0これで3回目だけど

2017年5月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

最初はただその手法に驚き、2回目は小馬の人生に思いを馳せ、3回目にして周りの従業員たちにじっくりポイントを定めた。
元炭鉱夫の張一光さんの明るさがこの物語の救いだ。

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土偶

2.5微妙だった。

2017年5月17日
iPhoneアプリから投稿

恋は盲目と言いたかったんですね。映像強め、物語弱めでした。

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Raraismama

2.5

2017年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

恐ろしく美しい画、ふと差し込まれる繊細な音楽が素晴らしい。
役者の表情も迫力があり、特に啖呵を切るシーンには衝撃を受けた。

その欲望と誇りは雨となり、大樹を育む礎となる。

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たろっぺ

4.0一歩踏み込める映像

2017年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

視覚以外から得られる情報で構築したような映像が人間模様を外から観ているのではなく一歩踏み込んだ内側で観ている感覚にさせ、彼らが美や愛を強く求める理由や人の普遍的な感情を語ってくる。

ヘビーで痛い映画だけど鑑賞後は希望の光の心地よさがほんのり。良かったです。

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美味しくって体に良いハンドソープ

2.5ロウ・イエ監督のテーマ

2017年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

 ロウ・イエ監督作品としては「ふたりの人魚」のような、終始緊迫した画面に釘付けとなる作品。
 盲人の苦しみは、目が見えないということからくる不便や恐怖だけではないということを強く感じさせる。
 性というものの問題が、生活や秩序に大きな影を落とすという思想はこの人の映画に一貫している。

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佐分 利信

3.5ゴツゴツとした手触り

2017年1月21日
Androidアプリから投稿

 あんまり婁燁っぽくないカメラだけど、中盤以降のぼやけ撮影は出来云々以前に異物感が凄くてそれだけでも一見の価値あり。油断してるとヨハン・ヨハンソン(なぜ中国映画に!?)の音楽が畳み掛けてくる。

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花火

4.5圧巻

2017年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

目が見えようが見えまいが、人は恋をする。

映画を観ていると「盲人同士の恋愛は心と言っているが、仮に目が見えるようになった場合、本当にそう言えるの?」と思うようになる。
ラストシーンでこの疑問が少し解消された。

純粋で、真っ直ぐで、時に迷ったり間違ったりするその姿に胸がえぐられる。
皆一生懸命生きている。

見えていないのに空気を察し的確なアドバイスをするドゥホンが心からかっこよかった。
そして全員の演技がとても胸を打つ。

光か闇か。私にはどちらが見えるんだろう。

【余談】
映画を観ていて、一瞬日本人俳優に見えたり見えなかったりした人たち。
・シャオマーは高橋一生と坂口健太郎を混ぜた感じ(たまに星野源)
・ワンは西島秀俊と堺雅人を混ぜた感じ
・ドゥホンはZARD坂井泉水
・コンが遠目一瞬岸井ゆきの
・マンの後半が一瞬長澤まさみ

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