「「全ての出来事には理由がある。」ラストで明かされる、哀しすぎる真実。」屍憶 SHIOKU 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
「全ての出来事には理由がある。」ラストで明かされる、哀しすぎる真実。
【賛否両論チェック】
賛:無関係な2つの怪奇現象が、事件の進展を通して巧みに絡まり合い、1つの哀しい物語を紡いでいく様子が、恐ろしくも切ない。ホラーとしても上質。
否:急に驚かせる描写がかなり多いので、ホラーが苦手な人には絶対に向かない。
“冥婚”という特殊な儀式に取り憑かれてしまった主人公と、謎めいた怪奇現象に悩まされる高校生。一見無関係なこの2人に振りかかった出来事が、お互いにどう関係していくのか。その絶妙な絡まり具合が圧巻で、明らかになる驚がくの真実には、恐怖の中にも哀しさが溢れています。
ホラー映画としても良質で、お約束のシーンでのお約束の恐怖演出も沢山あって、なんとなく感じつつもハラハラさせられること必至です。
という訳で、ホラーが苦手な人には全く向きませんが、怖いもの観たさには是非オススメです。
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