ベル&セバスチャン 新たな旅立ちのレビュー・感想・評価
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【”大変な状況下でもベルとセバスチャンは諦めない。そして、明らかになった真実と、幾つもの育まれた絆。”美しきフレンチアルプスを背景に描かれる善性溢れるヒューマンドラマの第二弾であり冒険譚でもある。】
ー ”「ベル&セバスチャン」と言えば、英国インディーポップスを奏でるグループを想起するが、もしかしたら今作から名前を取ったのかもしれないな。”と第一作のレビューの冒頭に書いたが、矢張り、彼の名バンドはこの作品(最初はTVドラマだったらしい。)から取られていた。嬉しい。-
■第二次世界大戦が終わり、平和を取り戻したフレンチアルプスの小さな村で、セザールじいさんと愛犬・ベルと暮らす少年・セバスチャン。
ある日、セザールの姪・アンジェリーナが乗った飛行機が墜落したという報せが舞い込み、セバスチャンとベルはピエールが操縦する小型機で捜索を開始する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・セバスチャンを演じたフェリックス・ボッスエという男の子の、可愛らしく聡明だが一途な想いを持ち行動する、姿や意志の強さをうかがわせる目が、今作でも印象的である。
・セバスチャンとベルがセザール爺さんに頼まれ、アンジェリーナを探すピエールが操縦する小型機に、コッソリ忍び込み見た断崖途中に亀裂から出ていた発煙筒。
ピエールは、セバスチャンとベルともみあいになり、湖畔に不時着。そして、3人はアンジェリーナを徒歩で探すのである。
ー 途中、セバスチャンが首から下げていた亡き母の思い出の首飾りを観た時のピエールの驚きの表情。それはピエールが且つて愛していた女性リザのモノだった。
二人は親子だったのである。-
・山火事の中、森を進むが途中で熊と遭遇。熊から木の上に逃げていたガブリエーレと出会う。
ー その後、彼女が女の子である事が分かる。-
・山火事に囲まれた時に、救いに来たピエールはアメリカ式のダイナマイトで、一時的に逃げ道を作る方法で、皆を救出する。
ー 本作は、前作にも増して冒険要素が描かれているのである。-
<そして、皆はアンジェリーナの衣服の匂いを嗅いだベルに先導されるように、アンジェリーナが居ると思われる崖の裂け目に付く。
ここでも、セバスチャンは、父と分かったピエールがしっかりと確保する中、懸垂下降で崖の中の裂け目を降り、アンジェリーナを発見するのである。
そして、迫りくる山火事の炎から逃げるように、皆は崖を脱出するのである。
その後、様々な恋の予感を漂わせつつ、映画は終わるのである。
この作品シリーズは、お子さんと鑑賞してもとても面白いのではないかな、と私は思いました。>
名犬と少年と父と山火事と
アルプスの雄大な自然を舞台に、名犬ベルと少年セバスチャンの交流。
続編が作られるとは…。しかし日本未公開。
1945年。戦争が終わり、夏。
レジスタンス活動をしていた姪のアンジェリーナの帰りを心待ちにしているセバスチャンと祖父セザール。
ところが一向に帰って来ず、知らされたのは、アンジェリーナが乗った飛行機の墜落。その周囲は山火事に。
生存は絶望的。が、生存を信じ、小型機で救出依頼。
その小型機のパイロット、ピエールは…。
セバスチャンとベルも小型機にこっそり乗り込み…。
前作は主に大自然の美しさと、一匹と一人の交流がメインの“世界名作劇場”なハートフルとファミリー向け。
“野獣”と怖れられていたベルへの偏見の変化、ナチスの魔の手などのドラマチックさもプラス。
今回は救出と山火事の冒険とアクション要素が出されている。
これはこれでハラハラドキドキだが、もう一つの魅力である大自然美がちと損なわれたのが残念。夏のアルプスの美しさも見たかった。
今回のメイン軸は、親子。
パイロットのピエールは、セバスチャンの実父。
が、身籠っていたセバスチャンの母を雪山に置き去りにし、産まれた子(セバスチャン)を他人に託し、セザールは許せない。
最初は関係を知らなかったセバスチャンとピエール。が、ペンダントをきっかけに…。
知った事で確執は薄まらず。いや、余計に。
ピエールは墜落現場から引き返そうとし、セバスチャンは反抗。
母もアンジェリーナも見捨てるのか…?
が、危機的状況の中…。
徐々に確執が薄まり、歩み寄っていく不器用な父子の姿は、分かっていても感動的。
ツッコミ所や強引な点もあり。
最後はアンジェリーナを救出し、再会。
名犬ベルの活躍と可愛さも勿論。でも、魅力映えしたのは前作の方かな…。
前作にちょい新たな要素を加味し、正直前作の方がストレートで好みだが、予定調和であるものの安心安定の“世界名作劇場”ワールド、前作好きなら楽しめる。
何と本国では第3弾も作られ、ベルは母犬に…!
日本での情報はナシ。
まあいつぞや、見れる機会があったら…。
ピレネー犬と少年のダイハード
キャストは同じながら冒険色が強くなって、というか「ダイハード」並のアクション&スペクタクルな爆発シーンの連続でスリル満点。最早、別物。
本当に災難だったのは、お父さんのアシスタント男性だったりする。Good job! 笑。ご苦労さま、と労ってあげたい気分になった。
あと、前作のエンディングで、孤独な少年も学校に行けるようになってよかったな、と思ったのに、学校には行きたくないと言ってたのが、オイオイ、だった。笑
可愛いんだけど
犬は好きだし可愛いけど、セバスチャンのあまりにも無鉄砲ぶりにイライラさせられた。
みんな甘過ぎない?
ベルが裸足(犬だから当然か)で山火事の中歩き回らされたシーンではセバスチャンが憎たらしいと思ったし、ベルがかわいそうで泣けた。
アンジェリーナが生きてなかったら全てが台無しなんだけど、あそこから落ちて無傷で歩ける(走った?)ってすごいよ。
全然衰弱もしてないんだね。
そしてあんな細いロープで釣り上げて、切れるかと思った。
助かったから、結果オーライだから笑い話になるかもだけどね。って真剣に考えて書いてる自分もどうなんだって話だが。
一作目からご覧になることをお勧めします
真っ白なベル(グレート・ピレニーズ)は美しさ、穏やかながら勇敢さも兼ね備えた名犬中の名犬です。第一作はベルとセバスチャン少年の出会いの物語、雪に覆われた壮大なフレンチ・アルプスが舞台でした。是非、起点となる一作目からご覧になることをお勧めします。
雪また雪の前作から一転して飛行機墜落事故による山火事、火また火との戦いです。
曖昧だったセバスチャンの父親が突然明かされるのとアンジェリーナだけが無傷で生存していたことは腑に落ちませんしセザール爺さんを歩いて帰らせるのは余りにも酷でしょう、脚本が粗すぎるし思いやりに欠けていますね。
それでもベルとセバスチャンを観ているだけで癒されますので良しとしましょう。日本未発売ですが三作目Belle and Sebastian, Friends for Lifeが作られています、なんとベルがお母さんになっているようです、子犬が早く見たい!、公開もしくは発売が楽しみです。
続編もモフモフのベルが活躍で賞
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