「最低作品」ゴースト・イン・ザ・シェル zippo228さんの映画レビュー(感想・評価)
最低作品
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攻殻を知らないとしても、どこにも見どころがなく、盛り上がりもなく、一体何のために存在しているのかすらわからないような作品です。
100億かけたというけど、スペクタル感も何もない。イメージ重視のようなシーンもあるけどガキの遊び程度のもの。何ひとつ取り柄がない。
攻殻機動隊を知っている上で言うと、ド最低の実写化作品です。絵ヅラは押井版アニメを完全再現したりして雰囲気を真似ようとしたり、それでいて世界観設定は滅茶苦茶にしてる。初見でもわかりやすくしたんだろうけど、どこを取っても攻殻と言えない所まで改変してしまっています。素子が世界初の全身擬体被験者という無茶苦茶な設定。そしてそれが無理やりやらされた事で、嫌々ながら擬体にさせられたというストーリー作りによって、攻殻の本来の筋書きにはほど遠い作品になっている。
この実写では無理やり擬体にさせられた素子が記憶を取り戻し人間性を回復するというアホな内容になっていますが、本来の攻殻は擬体、電脳化からさらに上のラベルに行こうという話です。ですのでまるっきり別物にされてしまっているわけで、この実写化は要するにロボコップのパクりでしかない内容です。であればロボコップ観た方がよっぽど良いです。
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