「スマートでカッコイイSF 映画」ゴースト・イン・ザ・シェル カーニバルの騎士™さんの映画レビュー(感想・評価)
スマートでカッコイイSF 映画
成功してる実写版映画ではないだろうか。画と物語が上手く噛み合っているように感じられる。アクションシーンは、観客を飽きさせない為ではなくストーリーの展開上必要な戦いが描かれる。
ミラとバトーの掘り下げもいい。“草薙素子”の名前がちゃんと出てくる辺り、本当は主人公の名前は原作どおりにしたかったのではないか。バトーは最初眼を義体化していない姿で登場する。ありがちな改変なのかと思ってしまう。しかし、そうではない。物語が進むと両目を負傷し、治療を受けてファンにお馴染みの姿になるのだ。そう来たか、とアレンジが利いている。
役者はスカーレット・ヨハンソンと北野“ビート”武以外が安っぽい。画面からオーラのなさが伝わってくる。
“ビート”は普段どおり滑舌が悪かった。しかし、雰囲気は抜群なので大した問題にはならない。
攻殼機動隊をスマートに吸収した映画なので、この作品を観て元になった押井守版などに興味をもつ人が増えるのではないだろうか。
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