劇場公開日 2017年4月7日

  • 予告編を見る

「アンドロイドは、電機羊の夢を…」ゴースト・イン・ザ・シェル 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アンドロイドは、電機羊の夢を…

2017年4月19日
スマートフォンから投稿

 アンドロイドが電機羊の夢を見る間、人は何を観たのでしょう。ブレードランナー?、アヴァロン?、ロボコップ?。案外、未来世紀ブラジルかな?。
 原作未読。予備知識は、押井守の映画版のみ。技術は革新しても、ヒトは進化しない、それなら、強化人間の開発だっていう発想が凄いですね。
 日常生活でも、今していることと、違うこと思ってる自分がいたりして。本当の自分はどっち?。私のゴーストは、何処?。見つけたと思いきや、上書き保存されてた日には、私は私なのか、私は私のレプリカント…って、すいません、私がバグってしまいました。
 我々は、何者なのか、何処から来て、何処に向かうのか?。答えの無い問いかけなのに、知りたくなるから不思議です。見えないものを、見ようとする誤解、すべて誤解と断罪するのも、気が利いてますが、本作は、その解なし解答の一例として、名を残こすことでしょう。
 なんにせよ、ガセネタ混じりの情報の洪水に、溺れないようにしたいものです。ネット使って、本当の自分探しする前に、今そこにあるゴーストに磨きをかけましょう。すると、見えないものが、見えて…やはり、誤解かバグのようですね。

機動戦士・チャングム