劇場公開日 2017年4月7日

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「別物としてみれば楽しい。少佐好きは注意。」ゴースト・イン・ザ・シェル Waldenさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0別物としてみれば楽しい。少佐好きは注意。

2017年4月9日
iPhoneアプリから投稿

コアなファンじゃないからかもしれませんが、私は結構楽しめました。

似た世界背景を使った別作品として観るべきものですね。

ブレードランナーっぽい近未来の描き方の中で、光学迷彩を着て駆け抜けるシーンとかはなかなか、世界観出てて良かったです。バトーさんの役者さんもいい味だしてたし。

ダイブした時の表現とかも、なかなか。

ただ、ミラ=草薙素子が、終始不安定で、義体化前の記憶探しをしているという設定は、アニメの少佐を見慣れたものからすると、かなり違和感があるのは事実。スカーレット・ヨハンソンは大好きだし、彼女の演技がどーのこーのはないんですけど、あれは草薙素子ではないよね。

しかも、その設定って、80年代ならともかく、今やられても斬新さはないですよね。アニメの方でそれを超越し、より、それが社会に当たり前に根付いた所で発生する問題を扱っていたのに、2017年に出された映画で、むしろ「そこに戻るの?」って感じでした。

スタンドアローンコンプレックスなんて、今のテロ問題にこそ通じるものがあって面白いと思うのにな〜。

Walden