「映像は面白いが…」ゴースト・イン・ザ・シェル A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は面白いが…
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脚本が残念。中程から、草薙素子とどう繋げるかに主題が移ってしまい、急激に眠くなった。草薙素子にこだわる必要はないと思うけど。SFとしては、人間の魂がシェルに入る、逆にサイバーから意思有るものが生じる、という対比がミソかと思うので、今回の顛末はぐっと縮こまった、スケール感の小さい話で終わってしまった。敵の正体が、恐るべき者ではなく、極めて主人公に近い者というのは全くスケールが小さい。人類の進化だ、とセリフで言うけど、どこがどう?っていう…。ここが決めという場面で、上司である荒巻が部下である主人公に殺害承認を求めた時には、「何、何で?」とガッカリ感が最大化。映像は良くできてたとは思うけど、アニメ版の構図をそのまま使ったようでオリジナリティという観点ではいまいち。
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