「三木監督ヒット」先生! 、、、好きになってもいいですか? ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
三木監督ヒット
なかなかいい感じに仕上がっています。三木監督の前作「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」も良かったですが、恋愛感情の表現がとても見事です。高校教師と女生徒の恋なんて通俗的で甘いだけじゃないかと半信半疑で見ました。禁断の愛に盲目的に燃え上がるような展開なら興奮はしても共感はされないでしょう。この映画のいい所は、島田響という少女がとても普通だということです。クールな外見に似合わずとても親身な先生に魅かれながら、後悔したくないとすぐに告白したり、冷たく拒絶されたら真に受けてひどく落ち込んだり、理性的になって諦めようと決心したり、普通の感覚で共感できる人物設定になっています。
その普通の感覚の主人公を広瀬すずが好演しています。彼女の自然な感情表現は非常に好感が持てます。おそらく彼女は年を重ねても、年齢にふさわしい自然な演技を続けられるだろうと思います。
響の友達模様もこの作品の魅力になってますが、森川葵はちょっとぶっ飛んだ可愛いキャラを作りました。竜星涼は存在感あり過ぎて、今更高校生にならなくていいのにと思いました。
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