素晴らしきかな、人生のレビュー・感想・評価
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彼らに聞きたい事が聞けたなら
娘の死で抜け殻になった男が憎むべき者との対話を通じ前に進む話
全く期待していなかったのだが、鑑賞中、泣きそうになった。
ただの俳優陣が豪華なお涙ちょうだい作品かと思いきや、なかなかどうして
深く心にしみた。
ウィル・スミスのイケイケからの悲壮感たっぷりの落差、何回見ただろう。
はっきり言って見飽きた感が否めないが、それでも苦悩、怒り、悲しみを乗り越える演技は素晴らしかった。
主人公の憎む「愛」「時間」「死」を友人達が役者を雇って演じさせる。
いつの間にか友人達と役者達がペアになり自分を見つめなおす展開が秀逸だ。
「愛」「時間」「死」それらを擬人化させるのはなかなか面白い発想だと思う。
誰もが欲するし、話が聞けるなら聞いてみたい。興味深い話が聞けそうだ。
クリスマスキャロル的な要素を現代に置き換えたような作品でなんとも普遍的な
良作感が否めないが、現代人にはなじみ易いように思える。
3つのテーマで悩んでいる人は鑑賞後、少なからず勇気がもらえるのではないだろうか。
劇中セリフより
「時間ならたっぷりある、感謝しろ」
24時間の概念は人間にしか通用しない
時間の制約の中で生きている人間には24時間は意味が有る。
使い方しだいで、増えるし減る。
最近、時間が足りないと思い始めていたが、考えを改めようと思った。
一日を長くしていきたいと思った。
大人向けファンタジー…なのかな
自分も好きです!
とても大きな喪失感を味わうというストーリーが根底にありますが、周りを囲む良き人達の愛。
これに尽きるのではないかと感じます。
それでいてその人達もそれぞれに悩みを抱えている。
これって人生を一生懸命生きてるからこそ。
ところどころに胸に刺さる言葉を挟みつつ、物語は進行して行きます。
自然と涙が頬を伝わりながら…
進行しながらも、これってミラクル??
と匂わせるところがあり、ラストで更に観たものに余韻を与える素晴らしき作品です。
うん、好きだな。
好き
35本目。
緩急の使い方が上手いし、発想が好き。
好きな役者、ナイスキャスティグ。
良心が痛むけど、上手くフォローしてるし。
休みの日、朝イチでこう言う作品を観ると今日1日がいい日になりそうな気がする。
余韻が大きくなる作品
見終わった瞬間は「ふぅ〜ん」。
でも時間が経つにつれ色々溢れてくるいい作品でした。
時間が経つにつれ温かみが増すような、使い捨てカイロのような(笑)
噛めば噛むほど味が出る
そんな作品でした。
クリスマスに訪れる奇跡の物語
ニューヨークで広告代理店を経営しているハワード(ウィル・スミス)。
彼は2年前に6歳の愛娘をなくしてから、まるで腑抜け状態。
妻とも別れ、誰にも心を開かず、ドミノを並べては倒すだけの毎日。
会社の経営は不振になり、もう身売りしか道がない。
友人で共同経営者のホイット(エドワード・ノートン)は会社の身売りを決意するが、ハワードは彼と話そうともしない。
そこでホイットは、ハワードに経営能力なし、と取締役会で承認させるため、一計を案じた・・・
というところから始まる物語は、失意のハワードが「愛」「時間」「死」に宛てて書いた手紙を利用して、3人の俳優たちに「愛」「時間」「死」を演じさせ、あたかもハワードだけに3人が見えているように仕向ける。
ほほぉ、ディケンズの『クリスマス・キャロル』の変型ではありますまいか。
原本では、偏屈な爺さんスクルージの前に3人のゴーストが現れ、爺さんが改心するという設定だが、それをそのまま現代に移し替えても上手くいかないのは、過去の映画化作品『3人のゴースト』でもわかっている。
なので、今回は、愛娘をなくした父親という、感情移入しやすい設定にしたというわけ。
映画は、さらに工夫を凝らしており、3人の俳優にはそれぞれパートナーがいて、彼らは皆ハワードの友人であり、かつ、友人たちは俳優たちが演じる「愛」「時間」「死」の問題を抱えている。
具体的には、
愛=(俳優)キーラ・ナイトレイ=(友人)エドワード・ノートン、
時間=(俳優)ジェイコブ・ラティモア=(友人)ケイト・ウィンスレット、
死=(俳優)ヘレン・ミレン=(友人)マイケル・ペーニャ
という組み合わせ。
この友人たちも俳優たちとかかわることで自身の問題を解決していく。
ということで、再生の物語が二重三重に用意されている。
そして、それだけでなく、物語の中心であるウィル・スミスの再生の物語にも驚くべき真実があり、彼が娘の名前を口にするシーンは、図らずも落涙してしまった。
俳優陣は皆好調で、特にヘレン・ミレンとナオミ・ハリスが良い。
フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生!』とはまるで異なるが、「クリスマスに訪れる奇跡の物語」という点では同じ。
なので、この日本版タイトルにしたのだろう。
原題は「COLLATERAL BEAUTY」。
付随的な美しさ、の意味だが、劇中では「幸せのオマケ」と訳されていました。
素晴らしきかな、人生とは。
こういう物語でのウィルスミスは珍しく感じた。
彼の口を噤むシーンに同じく胸が苦しくなり、怒りを表すところでは自分が怒られてるかのようにとてもいい演技を見れた。
ストーリーとしてはとても良かったが、原題がそのまま単語として出てくるのであればその訳のままタイトルをつけるべきであった
元夫婦としてもなかなか無理のある設定だったと思う
ただ1人1人とてもいい俳優を揃えているのでところどころじーんとくる
どん底からの救い
Filmarksの試写会に当選し、鑑賞して来ました。最愛の娘を病気で亡くしたハワードは、深い喪失感から仕事も自分にも無気力になってしまう。ハワードを心配した同僚が、3人の舞台俳優にある依頼をする事から物語が始まります。3人の舞台俳優はそれぞれ『愛』『時間』『死』をそれぞれ演じるのですが、さすが舞台俳優だけあって迫真の演技でした。自分が人生のどん底に居る時に、あんなに心配してくれる人が周りにいるって心強いなぁと思いました。同僚3人はハワードを励ましながら自分の悩みにも直面しているのですが、これも舞台俳優と出会った事で道が開けるのも、人の力って大きいなと。最後は驚きの展開も?!NYが舞台なので風景も、特に夜景が綺麗です。キャストのファッションにも注目の作品です。
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