「ユーモアを忘れない愚直さ」パディントン2 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
ユーモアを忘れない愚直さ
安定感があるのに退屈させない。
これってなかなかできることではなくて、監督や役者さん達の力量に素直に感服致しました。
人間みんないいとこあるはず、だけでなく、いい人でも偏見や差別的な面はやっぱりあるわけです(面会の時のお父さんのように)。
世の中理想どおりにはいかないけれど、諦めなければいつかは伝わるし、分かり合えるかもしれない。
とはいえ人間は、生真面目な誠意や親切だけだと窮屈で素直になれないこともある、というややこしい面もある。
そのためには『ユーモアを忘れない愚直さ』が必要なのですね、きっと。
パディントンはそんな作り手の願いを体現しているのだと思いました。
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