「化け猫映画だった」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 あんこさんの映画レビュー(感想・評価)
化け猫映画だった
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タイトルにもなっている空海は、所謂狂言回しで陰陽師で言う晴明ポジション。本当の主人公は猫だった。楊貴妃の無念を思って人間を捨て、血を吐きながら呪い続ける猫が可哀想で、健気で、見ていられない。最後に救いがあってよかった。時代が違えばみんな幸せに生きれたのにと思うと無念さが残る。空海が沈む船で幼子を抱いた母親の事を考えたとか、白楽天が楊貴妃オタクで解釈違いに苦しむなど、物語を進める二人にもキャラの奥行きがちゃんとあって良かった。
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