「爽やかな余韻が残って良かった」イップ・マン 継承 Teiranさんの映画レビュー(感想・評価)
爽やかな余韻が残って良かった
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今日WOWOWつけたら中国・香港合作映画
ブルース・リーの師匠だったイップ・マンの映画
5本立てが放映されていたので、他の事時々しながら
ながら見していたら・・・気づいたら
がっつり見てました
レビューは5本分
この「継承」が一番好みだったので
ここにまとめて書きます
詠春拳という拳法は初めて見ました
手数が多く動きが素早く、見ていて小気味いい
感じでしたが、力感があまり感じられず、
対人時の段取りや寸止めに気が付いてしまい
時々子供の喧嘩や曲芸のようにも見え、
アクションものとしてはちょっと物足りなく
感じました
ボクサーとの対戦は、
ボクサーの方が本気モードに見えるのに
対して、イップ・マンの攻撃はヒットしても
痛く無さそうで、
攻防のバランスがいまいちでした
でもつまらなかったかというとそうでもなく、
こういうアクションものに定番の、お約束的展開を
結構楽しく感慨深く観る事が出来ました
イップ・マンと、その妻との触れ合いが
心温まる感じで良かったです
ガンに侵された妻と、残り少ない日々を大切に
過ごすイップ・マン
大袈裟に嘆いたり、やけになったりせす
淡々と現実を受け止めていたのが
妻に対しての愛情や思いやりが感じられて良かった
イップ・マン本人も、綺麗に描きすぎな感じもするけど
謙虚で高潔で誠実な感じの人柄で魅力的
中国人って、こういうタイプの人物好きなんだなと思う
詠春拳の継承を巡って対戦したチョンに
「(拳法の継承や勝負よりも)大切なことは
(自分の)そばに誰がいるかだ」
この言葉がじんわり心に響きました
暇つぶし程度で見始めた作品ですが
爽やかな余韻が残って良かったです
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