「人それぞれ自分の昔を思い出す映画」わたしたち コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
人それぞれ自分の昔を思い出す映画
内容は韓国の幼い子供達の距離感と友情と葛藤を描く物語。好きな言葉は弟の『喧嘩ばかりしてたら一緒に遊べないよ』で人は1人でも生きていけるが誰にも必要とされない寂しさには耐えられないという事は、この映画の伝えたかった事の様に思えた。境遇や立場では言葉だけでなく態度と空気感で伝える事が上手いなあと感じる。場面や構成では丁度物語として中盤を起点として折り返した様な映画の内容には計算された感動を感じ最後のカタルシスの解放による静かな終わりには心象の描写が自分自身の記憶に迫る勢いで観客それぞれが楽しめる映画だ。
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