「狩猟に興味があれば…」サファリ トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
狩猟に興味があれば…
登場するのはアフリカでキリンやシマウマなどの狩りを行う白人のドイツ人たち。老人から若者まで何人かがそれなりに熱くハンティングについて語る。
一方、アフリカの黒人たちは、仕留められた獲物をインスタ映えするように支えたり、剥製にするために皮をはぐ…。
巨大なキリンの解体は、ある意味迫力はある。
そして、白人たちは、狩猟への興味、意味をカメラに向かって淡々と語る…。
淡々と映し出される状況に、さまざまな文明批判が込められている…。
的な見方をすべきなのか、本作は?
狩猟の様子も、動物解体の様子も、よく言えば、自然体、ありのまま。
何の演出、編集もなし。
時々、何か象徴的な映像をいくつかインサートはしているが、だから、何?
全体に退屈で、狩猟に興味がなく、白人・先進国による途上国支配、あるいは動物・環境保護といったことに問題意識がなければ興趣をそそられない映画だ。
映像がきれいでもないし。
損したとは思わないが、期待はずれの作品だったね。
寒い中、わざわざ渋谷からイメージフォーラムまで歩いて行った甲斐はなかった。
かなり眠かったです。
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