劇場公開日 2018年1月27日

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「しこりの悪いものが残った、悔しい映画」サファリ ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5しこりの悪いものが残った、悔しい映画

2018年2月1日
iPhoneアプリから投稿

不快極まりない映画。
と言えば、それでまとまるのかもしれないが、色々考えさせられました。
人に勧めることはないだろうし、二度と見ることはないと思います。

趣味でハントをする彼らの言い分は、歩み寄っても全く理解はできない。
だからといって真っ向から拒絶してしまったら、この映画を見る価値はない。
自分もアフリカに行って、もしサファリツアーとかに参加したとして、麻酔銃ですからと言って銃を渡されたら、一度はやってみたいなと正直思います。
そういう気持ち、あります。

この映画でとてもよくないと思ったのが、黒人の写し方です。
動物の皮を剥いだり、無愛想に肉を食らうシーンが、どういう意図で撮られたか。
リテラシーを持たないと、簡単に制作者側の術中にはまってしまう、危険な映画だと思いました。

全然楽しめる映画ではありません。
無音状態がかなり長く続き、いびきをかいていらっしゃる方もいたくらい、面白くない映画と評されても仕方ないと思います。

だけど、なんか自分が試されているような、何か問いかけられているような映画だと感じました。
「動物愛護」だとか「人種差別」とか、綺麗事では?
後味の悪い、ザラッとした感触が残りましたが、それも印象の一つだとしたら、星は3つ以上の価値があるかなと思いました。

ハクタカ